祭りを支える出合い / 01
七カ日
祭りの準備が始まる
8月7日。河内で生まれ育った男たちにとって、特別な一日です。「出合い」とは、皆で行う共同作業のこと。七カ日(なのかび)の出合いから、祭りに向けた準備が始まります。
2002年8月7日の記録をもとに構成しています。本文は当時の営みを紹介しています。
01
「またこの日が来たなぁ」
朝8時前、川岸に若衆が顔をそろえます。当時は50名強。進学や仕事で町を離れている者も、この日は久しぶりに仲間と再会します。
楽しみ、期待、不安。迎える気持ちはそれぞれですが、顔を合わせれば「またこの日が来たなぁ」という言葉が交わされます。

02
仕事を分け、準備を進める
若衆はおおむね3班に分かれます。川底に沈めてある柱松を引き上げる班、大綱をつくる班、補助に使う丸太や祭具を準備する班。それぞれが持ち場で作業を進めます。
柱松は人力で引き上げ、トラックで隠殿岡へ。以前は、運び上げる仕事も皆で肩に担いで行っていました。寺の本堂に保管されている下鉦も、練習と本番の出発点となる観音堂へ移します。
03
大綱をつくる
農作業にも使うワラ縄を18本ほどより合わせ、それを3組用意します。さらに3組をより合わせ、1本の大綱にまとめます。
細い縄を合わせるときと、それらを1本にまとめるときでは、よる向きを逆にします。同じ向きではよりが戻り、ほどけてしまうためです。
柱松を立てて支える大綱は、傷んだものから順に交換できるよう、毎年1本を新調します。

